目標設定とコーチングの相性、燃え尽き症候群にならないための方法

営業職をしている人は目標設定は必要不可欠です。
目標を設定していないと、目標に対して、いま自分がどれぐらい進捗があるかがわかりません。目標に対してペースアップした方がいい時もありますし、追い込みが必要な時もあります。

 

その今の自分の進捗具合を見ることができるのが目標です。

 

この記事では、相性が良いと言われるコーチングと目標設定の関係性と、よくありがちな燃え尽き症候群との関係について説明します。

 

目次

目標設定とは

目標設定の定義は人によって表現が違いますが、僕はこう定義しています。

 

"目的までのマイルストーンを設定すること"

 

目的がなければ、目標は立てる意味がありません。まずは目標を立てる意味を考える必要があります。
目的までの進行具合を視覚化、または具現化するためのものが目標であり、目標があるからこそ目的まで自分が近づいているという実感を得ることができます。

 

目標設定における注意点と目標設定の方法

目標設定における注意点があります。それは目標には正しい立て方があるということです。
目標の立て方が正しくないまま目標を設定しようとすると、人によっては逆効果な目標を立ててしまったり、目標を達成しても充実感や達成感を得られないというケースも存在します。

 

目標設定にはいくつか方法があります。こちらで紹介しているので、合わせて読んでみてください。

 

 

コーチングと相性が良いと言われる理由は何?

目標達成までにコーチングと相性が良いと言われる理由があります。

 

なぜコーチングとの相性が良いかというと、目標設定から目標達成まで第三者の目で客観的に評価をしてくれるという理由があります。
なぜなら、目標を追いかけている最中は、努力している割に進捗状況が芳しくなかったり、気持ちのマネジメントができないことが多いからです。

 

例えば、電車の中で友人と話していて、うっかり降りる駅を間違えそうになったことはありませんか?

 

人は常にひとつのものにしか集中できないという習性があるので、目標を追いかけている最中もうっかり大切なものを見落としてしまいがちです。

 

コーチングは、そういった目標達成までの道筋の中で、一度立ち止まり、自分を振り返ることで更に効率的な方法や、目標の見直しをすることができます。

 

燃え尽き症候群とは

目標を達成した際、達成できなかった際に燃え尽き症候群になるケースがあります。

 

燃え尽き症候群(もえつきしょうこうぐん、英: Burnout)は、一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した結果が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満[2]。慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう

目標は目的までのマイルストーンなので、燃え尽き症候群になると新たな目標を設定できなくなり、しばらく無気力な状態になります。
一度、この無気力な状態になると再度やる気を起こすことが難しくなるので、できるだけ燃え尽き症候群を避けていただきたいです。

なぜ人は燃え尽き症候群になるのか?

燃え尽き症候群になる原因はいくつかありますが、目標を達成できなかった時の燃え尽き症候群、目標を達成した後の燃え尽き症候群でケースが少し違うので、分けて説明します。

 

目標を達成できずに燃え尽き症候群になるケース

目標達成できずに燃え尽き症候群になる理由は、自分の感情を制限しながら目標を追いかけている人に起こります。

 

日本は文化として、忍耐が美徳という傾向があります。
この忍耐は言い換えれば我慢をするということですが、例えば歯を食いしばって目標に打ち込むことを指します。

 

もちろん忍耐することが悪いことではなく、目標達成までは忍耐も必要になります。
ただ、ここで最も重要な点は忍耐する理由をきちんと持っているか?という点です。

 

この忍耐する理由が無いと、本人にとって意味のない我慢をしながら目標達成に打ち込んでいることになるので、燃え尽き症候群になりやすいのです。

 

我慢するには、我慢することが楽しい状態でいなければ意味がありません。

 

我慢をし続けた結果、目標を達成できないと、

 

今まで我慢してきたのに、もっと我慢しなければいけないなんて、、耐えられない。
こんな風に思ってしまいます。
これが目標達成できない時に燃え尽き症候群になってしまう理由です。

目標達成した後に燃え尽き症候群になるケース

目標達成した後に燃え尽き症候群になるケースは、ある種の解放感から来るものです。

 

目標を追いかけている最中は、自分の頭の中からその目標が存在する理由をすっかり忘れています。
この理由を忘れている状態で目標を追いかけていると、いざ目標を達成した後に何を目指していいかわからずに、無気力になってしまうのです。

 

つまり、この場合の燃え尽き症候群とは、目的と目標が逆転している状態です。

 

営業職で燃え尽き症候群となるケースはこういったところから発生します。

 

トップ営業マンになる為に頑張ってトップに上り詰めた結果、その先に目指すものがなくなり、目的を見失ってしまうのです。

 

燃え尽き症候群にならないために


燃え尽き症候群にならないためには、いくつかコツがあります。

 

目的を持って目標を立てる

例え会社から与えられた目標であっても、その目標に個人的な目的を持って目標を立てる必要があります。

 

目的を持って目標を立てると、目標を例え達成しなかったとしても目的には近くことができるので、やる気が持続したままでいたり、目標までの道筋のプロセスを楽しみながら取り組むことができます。

 

よく目標設定は意味がないと言われることもありますが、意味がないと感じてしまう理由は、目的がない状態で目標を立ててしまうことが原因です。

 

 

時には一度立ち止まり、何のために目標を追いかけているかを確認する

先ほども説明しましたが、目標を追いかけている最中は目標を追いかけている理由を忘れてしまいがちです。

 

例えば1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月などの中期から長期の目標設定に対しては、目標を追いかける理由を何度も確認する習慣が必要になります。

 

また、目標を追いかけている途中で別の目的が見つかったり、やる意味が変わるということもよくあることです。
これは悪いことではありません。なぜなら目的が増えれば増えるほど、目標達成が容易になるからです。

 

つまり、目標達成を容易にするためにも、一度立ち止まり、何かしらのフィードバックをすることが効果的ということになります。

 

第三者に客観的に評価してもらう

目標達成までの道のりは孤独であるケースが多いです。
その分、気付かない内に目標とは違う方向に脱線しているということもよくあります。

 

目標までの道のりは第三者に評価してもらうことが一番良い方法です。
評価というのは、何もダメ出しをしてもらうという意味ではなく、自分が求めている方向に自分が進んでいるかということを客観的に見てもらうということです。

 

第三者からの評価によって自分を正しく評価できるので、目標までの達成率を高めることができます。

 

 

まとめ

目標設定というと、どうしてもその目的を見失いがちです。
目的がない目標設定は結果的に燃え尽き症候群になる可能性が高まるので注意が必要になります。

 

しっかり目標を設定すると、すぐに行動に移したくなるかと思いますが、しっかり目的を持っていつも自分を高めながら目標に打ち込んでほしいと思っています。

 

楽しみながら、目標を追いかけてくださいね。

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