日本人が仕事をすることが苦痛になってしまった理由

世の中で、仕事に対して苦痛を感じる大人がこんなに多いことに疑問を持ったことはありませんか?

それはもしかしたら、西洋文化が日本に入ってきたことが理由かもしれません。

 

私は仕事柄、たくさんの会社員として仕事をしている人と話します。

私自身は独立しているので、独立している人は独立している人同志の交流が多いのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、仕事で社員コーチングやキャリアコーチングをしている分、会社員の悩みを聞くことの方が多いのです。

 

その中で一定数、やっぱり仕事をすることが苦痛という方はいます。
ただ一方で、自分が子供の頃を振り返ってみると、こんなに仕事を苦痛としている大人は多かったか?と疑問に想ってしまうわけです。

 

ところで、「働く」という言葉がありますね。
日本語で「働く」とは、側(はた)を楽にするというところからきています。

 

室町時代にはもう存在した言葉ですが、側を楽にする。
つまり、身近な人を楽にすることを働くと表現したわけです。

だから日本では、お金を稼ぐこと以外にも「働く」という言葉を使いますよね?
もともと「働く」ことは、身近な人への貢献で使われていた言葉でした。

 

だから元々、日本人は働くことが大好きなはずです。
なぜなら、身近な人のために働いて喜ばれることが快感だからです。

 

一方、西洋文化での労働はどこからきているかというと、聖書です。
西洋ではどのように労働の概念が生まれたか知っていますか?

聖書では、はじめての人類であるアダムとイヴが禁断の実を食べてしまったことで、
神が激怒し、罰として労働を与えたという記載が残っています。

 

つまり、西洋では労働とは罰。

日本語の「働く」とは真逆の概念ですよね。

 

だから、西洋ではいかにして労働から逃れるかが重要視されます。
アメリカでは国民の半分が株主投資を行なっていると言われますし、イギリスでは貴族と労働者との対立が昔からあります。

 

それでは、今の日本の労働観はどうなっているでしょうか。
残念ながら明治維新あたりから西洋の労働観が入ってきました。

特に、バブル崩壊から経済も成長しなくなり、働くことへのインセンティブがほとんどないことがここ30年です。

 

でも、もともと日本人は働くことが大好きだったので、長時間労働は好きでやっていたと思います。

その一生懸命働くことは素晴らしいという、長時間労働の外側の美学だけが残ったため、日本の労働観の欠点と西洋の労働観だけが残って今の日本の労働観が出来上がったのでしょう

 

だから、これだけ日本で仕事をすることが苦痛な人が多いと私は思っています。

 

正直、私はこの社会の歪みは狂っていると思っています。

 

本来の日本人が大切にしていた「働く」という思想が最も大切だと思いますし、そうして日本人は発展してきたわけですから、先人から受け継いできたものを大切にする方が私たち日本人には合っているのだと思っています。

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