よくマーケティングと販売の違いについて質問されます。
そこで誰でも理解しやすいように、僕なりのマーケティングと販売の違いについてまとめてみました。
目次
マーケティングとは
Wikipediaにはマーケティングの定義について、このように記してあります。
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
マーケティングについて考える前に、マーケティングとセールスは常にセットと考えてください。
マーケティングを行うには常にセールスを行う前提で組み立てる必要があります。
マーケティングとセールスの違い
マーケティングとセールスの違いは、マーケティングは市場に対してのアプローチである反面、セールスは顧客に直接”売る”という行為を指します。
・市場全体に対するアプローチ
・対マスにおけるコミュニケーション
・「売る」という行為すべてセールス
・押し売りすることがセールスではない
・1対1のコミュニケーション
広告とマーケティングの違いとは
続いて、広告とマーケティングの違いについてです。
広告はマーケティングのパーツのひとつです。
通常は広告単体で考えるものではありません。
例えば、広告にもたくさんのやり方があります。
チラシ、TVCM、新聞広告、雑誌広告、SNS広告、ラジオ広告、PPC広告等々。
広告を打つには目的が必要です。
もし、あなたが新聞広告を打つことを考えているなら、なぜ新聞でなければいけないのか?という理由が必要になってきます。
マーケティングはお客さんが広告を見て、きちんとセールスを受けられる状態(その商品が買える状態)になるまでのプロセスを組み立てることを行為です。
このプロセスを設計すること自体をマーケティングと言い、そのプロセス自体を販売プロセスと呼びます。
・チラシ、TVCM、新聞広告、雑誌広告、SNS広告、ラジオ広告、PPC広告などがある
マーケティングの種類や手法について
マーケティングには種類や手法がたくさんあります。
一概にどれだけの手法があるとは言えません。
先ほどの広告のようなパーツを組み合わせていくこと自体がマーケティングなので、ほぼ無限大に種類があると言えるでしょう。
もちろん、プロダクトローンチやメールマーケティング、webマーケティング、SNSマーケティングなど名前が付いている方法は多々ありますが、その中でも市場に合わせて販売プロセス自体を変える必要があります。
このマーケティングなら必ず成功するとか、最新のマーケティングだから成果が出るとか、そういったことは必ずしも起こるわけではないので、注意しましょう。
マーケティングの必要性
マーケティングは必ずしも必要というわけではありません。
実際には売らなければビジネスは成り立たないので、セールスの方が重要度が高いと言えるでしょう。
ただ、マーケティングを知っておけば、セールス自体がかなり楽になる上に安定してビジネスを運用することができます。
セールスが楽になるとは、つまり顧客から商品を買いに来てくれたり、売り手が求めている顧客を集めることができるということです。
なぜならマーケティングを行うことによって、市場の動向をチェックしたり、トレンドを調べて新商品を開発したり、プロモーションをかけて今まで自社を知らない人に呼びかけるなど、具体的なアクションを計画できるからです。
ただ、マーケティングの効果を実感することに少し時間がかかったり、テストを何度も行ったり、制限なく費用をかけてしまい、損失を出す可能性があるというデメリットもあります。
しかし、きちんと知識を持ち、リスクヘッジをしていればマーケティングはとても有効なツールとなるでしょう。
・心の平安を得られる
・事業の拡大を行うための具体的な方法を理解できる
・市場の動向を察知して、新商品開発に役立てる
・セールスが楽になる
・テストが必要
・費用がかかる場合がある
まとめ
マーケティングの定義は、人によって言い方が変わります。
それは、マーケティングは何か?という疑問に該当する言葉が無いからです。
つまり、マーケティングとは”マーケティング”という概念だからです。
酸素という概念を知らない人に、酸素とは何か?と聞かれてうまく説明できないことと同じです。
今回はあえて、噛み砕いて理解できるようにマーケティングを紹介しました。
自身のビジネスに役立ててもらえれば嬉しいです。