起業アイデアの出し方から起業の仕方まで、失敗例とネタの探し方も

ライフコーチングで、一からビジネスを立ち上げて起業したいという方がたくさんいらっしゃるので、起業の仕方やそのアイデアの出し方、ネタを紹介します。

 

目次

起業するために必要なもの

まず起業と一言で言っても、起業の定義が人によって違うことは多々あります。
真っ先に行うこととして、自身が考えている起業におけるイメージを明確にしましょう。

 

店舗を持つ、売上がある、会社員を辞めている、自分のビジネスだけで生活できている、副業として売上がある、法人登記しているなど、自分が持っているイメージを明確にすると、起業に対しての目標が明確になります。

ちなみにWikipediaにある起業の定義は以下の通りです。

 

起業(きぎょう)とは、新しく事業を起こすことで、創業(そうぎょう)ともいう。

原義を紐解けば、起業は「新しく事業を起こすこと」、創業は「創める(事業などを新しく起こす)こと」である。 起業・創業を行う者は、それぞれに起業家(きぎょうか。※「起業者」は意味が異なる)・創業者という(※「創業家〈そうぎょうけ〉」は創業者の一族が社長職を世襲したり、大株主や精神的支柱として経営に強い影響を持ち続けるようになった場合に使われる)。また、外来語のアントレプレナー(英語:entrepreneur)およびアントルプルヌール(仏語:entrepreneur)も、その第一義は同義。

Wikipediaの概念からすると、事業を起こしていることが起業という定義になるので、メルカリで不用品を販売しているだけでも起業になります。
それは、「不用品販売」という名の新しい事業という捉え方もできるからです。

起業を考える前に行うこと

起業を考える前に行うことがあります。
それは起業したい理由を明確にすることです。

どんな理由でも構わないのですが、この理由が明確であればあるほど、起業で成功しやすくなります。

 

例えば、お金を稼ぎたいから起業したいのであれば、起業以外にもFXや不動産投資、宝くじなどもあります。
その中でも起業を選んだ理由は何なのか。

 

生活を楽にしたいのであれば、今の収入のままアジア圏に移住すれば、生活維持費が安いので豪華な生活ができます。
では、なぜわざわざ起業という手段を選んだのか。

 

こういった「起業ではなくてはいけない理由」を明確にすることで、起業後の自分の人生プランも見えてくるので、具体的なアクションも明確になります。

 

また、起業の理由は多ければ多いほど良いです。
はじめる前は1つしか無いかもしれませんが、実際に起業して成果を出したり行動を起こしている内に、起業する理由がどんどん増えていきます。

たまに立ち止まり、自分を内省しながら自分が起業する理由を見つけると、次への行動の活力になったり軌道修正することができます。

 

起業の仕方、代表的な3つの方法

一言に起業と言っても、たくさんの方法があります。
そこで3つの分野に絞って紹介します。

 

1:物を売る

文字通り、物販のことです。
あらゆる起業で、これが一番わかりやすい起業と言えます。

電気屋、靴屋、服屋、雑貨屋、本屋など。

物には、それ自体に価値が備わっており、目で見てわかりやすい商品が多いので、顧客も購入しやすいというメリットがあります。
逆に、他社も参入しやすいビジネスな為、価格競争に陥りやすいので工夫が必要です。

 

2:サービスを売る

サービスを売るとは、売り手がその場にいて顧客が体験する価値を販売することです。

コンサル、マッサージ、エンターテイメント、水商売、美容院などがこれに当たります。

サービス業のメリットは競合と差別化しやすい為、自分のポジションを築くことで顧客から求められやすくなるという点です。

デメリットは自分や価値を持っている人がその場にいなければいけないので、時間が取られてしまうという点が上げられます。

ですので、サービス業は物販よりも価格設定を高くする必要があります。

 

3:卸売

卸売とは、生産者から商品を仕入れ、消費者に販売する仲介の立場でサービスを提供することです。

ソフトバンクは卸売の代表的な会社です。またアマゾンも、ほとんどはアマゾンが開発していない商品です。

卸売を行なっている企業に自社商品がありませんが、自社のプラットフォームを持っていることが多く、このプラットフォームが大きな価値となり、仲介料としてキャッシュポイントを確立させます。

 

卸売のメリットは、たくさんの商品を取り扱えることと、商品開発の手間がないので売上を上げるまでのスピードが早いことが上げられます。

デメリットは、売れる商品を見分ける目が必要なので市場に対して理解が深くなければいけないこと、プラットフォーム、つまり集客力が必要なので、その力を身に付ける必要があることが上げられます。

 

プライベートブランドとナショナルブランドについて
プライベートブランドとは自社製品であり、ナショナルブランドというのは自社で販売している他社ブランド製品のことです。セブンプレミアムはセブン&アイホールディングスのプライベートブランドですが、”いろはす”はコカコーラが販売している商品なので、セブンイレブンで取り扱っている”いろはす”は、ナショナルブランドになります。
つまり、セブンイレブンは自社商品の物を売りながら、他社商品の卸売をしているということになります。

4:組み合わせて売る

上のプライベートナショナルブランドの例でも上げましたが、セブンイレブンは自社の物を売りながら、他社の卸売をしています。

 

また、アイドルのコンサートは、オリジナルグッズを売っていることが多いです。
それは、アイドルがその場にいなければコンサートができないというサービスを売ると同時に、オリジナルグッズを売るという物を売るという行為も含めています。

 

また居酒屋などの接客業は、物を売りながら、サービスも売っていることが多いです。
例えばスナック。飲食物を売りながら、そのスナックのママに会いに来るお客さんもいるので、組み合わせた価値を売っています。

 

ひとつの方法だけで起業をするのではなく、価値の組み合わせを使うとビジネスに幅を効かせることができたり、キャッシュポイントを増やすことができます。

 

キャッシュポイントとは
キャッシュポイントとは、収益が確定する通過点のことです。消費者がコンビニで物を買う場合、キャッシュポイントはレジで商品を受け取った時です。その瞬間にお金が入ってきます。でも、例えばアマゾンの場合、お客さんは商品を受け取る前にキャッシュポイントを通過するため、コンビニとは違い、商品を受け取っていないのに先にお金を受け取っていることがわかります。ビジネスを行うにあたり、キャッシュポイントをどこで設けるかによって、いつどれぐらいの収益が得られるかが変わってきます。

起業する時は、まず自己分析をする

起業と自己分析はあまり関係がないと感じるかもしれませんが、最も重要なものがこの自己分析です。

なぜなら、自分のビジネスは自分の価値観がそっくりそのまま反映します。
ビジネスチャンスはいたるところにあり、無限に存在しているのですが、自分の価値観に従いながらどのビジネスチャンスにノーを言うかで、成果が出る速さが変わります。

 

すべてのビジネスチャンスにイエスを言っていると、時間がいくらあっても足りなくなります。

 

自己分析1:憧れの起業家

好きな起業家はいますか?

自分が憧れている起業家には、自分と同じ価値観を持っている可能性がある為、自分の価値観が反映されているケースが多いです。

例えば、スティーブ・ジョブズが好きなのであれば、人を驚かせることが好きという価値観を持っているかもしれません。
その場合、どんなに稼げそうなビジネスモデルでも、フランチャイズのようなマニュアル化したものや卸売のように他社のブランド力を使った起業は向いていません。

 

逆にウォーレン・バフェットが好きということであれば、起業よりも投資を行なった方が良いでしょう。
きっと市場分析、企業分析を行うことが好きという価値観を持っていると思います。

このように好きな起業家には自分との共通点が見えてくるので、その起業家の分析をすることで自分の価値観が明確になることがあります。

 

また、有名な起業家でなくても身近で知っていて、影響を受けた起業家であれば、直接インタビューすると自分の価値観が見えてくるかもしれません。

 

メモ
憧れの起業家から自己分析を行う場合、自分の好きな起業家の伝記を一読してみることをおすすめします。伝記の中で記憶に残っている部分は、自分の価値観と何かしらの関係がある可能性があります。

自己分析2:タイプ論

タイプ論とは、もともと心理学者のカールス・ユングが発表した理論です。

その中でも、自分ですぐに判別できて自己分析に役立つものが「内向型」か「外向型」かというものです。

内向型は、分析が得意で得に数字や規則(その業界のルールや法律)をうまく利用することが得意です。
逆に自分からあえて大衆の場に行こうとは思いません。

また効率化や分析が得意なことから、効率化や商圏、ルールや法律を利用した物を売るビジネスモデルが向いています。

 

外向型は、情報を仕入れる時に人から仕入れることが多く、コミュニケーションを柔軟に行うことができます。
また、人見知りは外向型であるケースが多いです。なぜなら、人からどう見られているか?という思考の起点が外向型だからです。

逆に一人で黙々と数字と向き合ったり、分析を行うことは自分から進んで行いません。

自分がその場にいて、人から注目を浴びたりコミュニケーションが強みになることから、サービスを売るビジネスモデルに向いています。

 

内向型の特徴
・数字や法律などの規則の分析が得意、またそれを利用する
・自分から大衆の場に出て行くことは少ない
・効率化やデータ収集を得意とする
・物を売るビジネスモデルに向いている
外向型の特徴
・人にどう見られるかを気にする反面、人にどんな見せ方をすればどんな効果が出るかを知っている
・人からの注目を集めることができる
・分析や効率化は苦手
・サービスを売るビジネスモデルに向いている

 

 

起業のアイデアとは、市場の潜在ニーズに応えること

人には潜在ニーズというものがあります。
潜在ニーズとは、顧客が「本当はこれが欲しい。でも不可能だから諦めている」と考えている隠れたニーズのことです。

 

例えば、楽して痩せるダイエット商品が売れる理由は、ターゲット顧客が「ダイエットは運動と食事制限が必要で、それが辛い。だから本当は楽したい。でも不可能だから諦めている」という理由が存在しているからです。

諦めている欲求に応えると顧客に驚きと感動が生まれるので、潜在ニーズを掘り起こすことができます。

 

潜在ニーズを調べる為には、顧客にどんな商品を求めているかを聞いてはいけません。
なぜなら、はじめから諦めているので顧客自体がそのニーズに気づいていないからです。

 

例えば、起業アイデアを生み出すための市場調査では、こういった会話にはなりにくいです。

 

調査
満員電車の苦痛を軽減するグッズを開発しようと思っていますが、どんなグッズがあったら嬉しいですか?

顧客ターゲット
そもそも満員電車に乗らないで通勤したい
満員電車を避けたい顧客ターゲットの潜在ニーズは、「満員電車に乗らずに通勤したい」です。
しかし、それは不可能だと感じていることが多いため、その調査をしても潜在ニーズが引き出されないことが多いのです。
本当に満員電車を避けて通勤できるような商品を開発すれば、それはイノベーションになる可能性が高くなります。

なぜ潜在ニーズに応えなければいけないのか

いま、買い手より売り手の方が多いという時代になっています。
ですので、顧客は基本的によっぽど良い商品でなければ、買ってくれないのです。

うまくいかないビジネスは、潜在ニーズではなく、表面的なニーズに応える商品を開発してしまいます。
一時的にはマーケティングで売ることも可能かもしれませんが、すぐに飽きられたり競合に真似されてしまいます。

 

その為に、潜在ニーズに働きかける起業アイデアが必要になってくるというわけです。

 

 

起業における失敗の回避

基本的に起業は失敗の連続です。
なぜなら、最後は市場に商品を出してみないと、その商品でビジネスが成り立つかどうかがわからないからです。

 

ですので、賢く失敗しなければいけません。
つまり、リスクのないテストを繰り返すという方法を取るという方法が必要になります。

この方法は大手企業でも行なっています。

 

店舗を借りる必要があるビジネスであれば、まずは週末だけ貸店舗をしてくれるテナントで実験的に行うことも良いと思いますし、インターネットから集客したり、出張型のビジネスモデルとして、固定費がかからない状態でテストするのも良い方法です。

特に仕入れや、家賃や光熱費などのランニングコストは、はじめなるべく抑えた方法を行うことが大切です。

 

よく起業での失敗例について情報が出ていますが、多くの場合、こういったリスクヘッジができていないことが原因です。

無理のない方法で、テストを繰り返しながらビジネスを大きくしていきましょう。

 

まとめ

起業アイデアについて、ここまで述べてきました。
起業の可能性やアイデアは無限大です。そこが起業の楽しいところでもあります。

ぜひ、自身の起業アイデアのお役に立ててほしいと思います。

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