我々がもっとも恐れなければならないものは、恐怖そのものである

この言葉は、第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの言葉です。

 

私がクライアントにライフコーチングを行なっている際、前に進めない時の障害は恐怖心であることが多いです。

 

多くの人は恐怖心から逃れようと行動を起こします。

 

例えば、将来の欠乏の不安からもっとお金を稼ぐことや、人より劣っているという恐怖から資格を取得する、生涯一人で過ごす恐怖や孤独でいることの恐怖からパートナーを探すなどです。

 

もちろん行動を起こすこと自体は悪くないのですが、根底の動機として恐怖心を持っていると行動の結果が裏目に出ます。

 

 

なぜなら恐怖からの行動は、依存を生み出すからです。
そして恐怖から逃れるために行動している最中は、常に恐怖を見つめていなければいけないので、不安定な心理状態に陥ります。

 

 

そしてさらに、心の状態が良くないと冷静な判断ができず、判断を誤ってしまいます。
このスパイラルに陥ると、ほとんどの人が大きなきっかけがない限り、パターンから抜け出せません。

 

そして、結果的にまた恐怖心が芽生え、その恐怖心を克服しようとして行動を起こすという悪循環に陥ります。

 

恐怖心を無くすために、物理的に何かを得ようとする人はいるのですが、恐怖心の正体を探ろうとする人はあまりいません。

 

僕がオススメしたいのは、行動を起こす前にその恐怖と向き合って、何を恐怖心に思っているのかを分析することです。

 

実際に貧乏になったからと言って、命を失うことはありません。
私が以前、会社勤めをしていた時に、会社の最寄駅を降りたところにホームレスが3人あぐらをかいてビールを飲みながらゲラゲラ笑っていた姿を見たことがあります。

 

朝からビールを飲む。。なんて羨ましい!

 

僕はホームレスを見て、そう思っていました。

 

なぜ、お金を持っている私の方が楽しくないんだろう?と。
なぜ、給料をもらっている私の方が不自由を感じているんだろう?と。

 

恐怖心のほとんどは幻であることが多いです。
大怪我をする恐怖や、肉体的に苦しむ恐怖は確かに存在しますが、それ以外の恐怖は広告や社会的な価値観から影響を受けたものが多いのです。

 

その影響が自分にとって役立つものであればいいのですが、もしそうでないなら、早い段階で恐怖を手放すことで恐怖自体が消えてブレイクスルーが起こり、飛躍する可能性が高まります。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事