世の中にはたくさんの教えや情報が出回っています。
いろいろな情報がありすぎて、日々混乱している人も多いはず。
2019年の新刊の本は、7万1千冊以上だったそうです。
7万1千冊の本というと、1日に200冊弱の本が出版されていることになります。
だから本屋には売れ筋ランキングが並べられています。
そうしないと、選ぶ本が多すぎて結果的に買わないからです。
本だけではありません。無料の情報も日々増えていますね。
Youtubeでもたくさんの動画が上げられていますし、ブログなどで発信している人もどんどん増えてきました。
こうした情報がたくさんある中で、よくどんな情報が自分の問題や悩みを解決してくれるのか、聞かれることがあります。
特に自分が初めて学ぶ分野や、挑戦する分野に関してです。
私は、世の中に溢れている情報のほとんどは、コピーのコピーのコピーのコピーのコピーのコピーぐらいだと思っています。
少しイメージしてみてほしいです。
コピー機を使って、A4に描かれた記事をコピー機にかけます。
そして、そのコピーしたものをまたコピーにかけます。
このように何度も何度もコピーにかけるとどうなるでしょうか。
小さな字は薄れていって、何が書いてあるかわからなくなりますね。
また、伝言ゲームもこのようなことが起きます。一番はじめに伝えた人が本当に伝えたかったことが、最後の方になって歪曲して伝わっているという現象です。
世の中の教えでも全く同じことが起きていると思っています。
だから、私が正しい情報はどういったところから集めればいいのかと質問を受けた時は、なるべく原本から情報を取るようにと伝えています。
その情報を発信している人は、誰から情報を仕入れたのか?またはどこから情報を仕入れたのか?
そしてその情報は、またどこから入ってきた情報なのか?
こうしてコピーの大元を探して原本にたどり着くまでずっと探し続けます。
探し続けている間は、絶対にその教えを行動に移しません。
そして、原本にたどり着いたら、その情報を何度も読み返したり少し実践したりして、それが本当に使えるものなのかを確認します。
こうすることによって、その情報が自分にとって正しい情報なのかを確認することができます。
情報の精査をきちんと行えば、自分にとって嘘の情報に翻弄されることがないために無駄なエネルギーや失敗、時間を節約することができます。