ファクトフルネスという本をご存知でしょうか。
この本は、ビルゲイツが大学生に無料で配ったと言われるほど、影響力のある本で、すでに100万部のベストセラーとなっています。
個人的にとても良い本だと思ったので、紹介します。
ファクトフルネスとは、物事を正しく見る力のことです。
私たちは世界がどんどん悪くなっていると思い込んでしまっていると思いがちです。
しかし、データを見ると世界は思った以上に良くなっているということがわかります。
例えば、アフリカというと原住民のような人しか住んでいないような印象がある方もいると思います。
エジプトのような観光地以外は、水道や電気も通っていなくて生活に苦労していると。
確かに、そのような地域もありますが、実際に世界の電気普及率は80%とのことです。
20年前から遥かに世界は良くなってきています。
また、1歳児の中で予防接種を受けている子供は80%、世界中の30歳の女性は9年間教育を受けている、自然災害で毎年亡くなる人の数は過去100年で半数になったなど。
ニュースや広告、噂話で私たちは世界が悪い方へと向かっていると思い込んでいますが、実情は遥かに早いスピードで良くなっています。
私が個人的にすごいなと思ったのは、過去200年で平均寿命が2倍近くになっていることです。
人類の歴史は約10万年と言われていますが、10万年のうち、たった200年で寿命が2倍になっているというのは、すごいことだと思いました。
私たちは確かに激動の時代に生きていますが、激動の良い時代に生きています。
この時代に生まれたからこそ、自分の人生を精一杯生きることが何より大切に感じます。