失神するほど感動的な商品

1966年6月29日にビートルズが初来日しました。
私はまだ生まれていませんでしたが、ビートルズファンの親戚の話を聞くと、当時は話題性が高かったようです。

コンサートにはたくさんの人が押し寄せ、失神する人もたくさんいたんだとか。

今でも、好きなアーティストのライブで号泣する人はたくさんいます。
私はこのようなエンターテイメント事業から、泣きたくなるほどの感動的な商品はどのようにして生まれるかを考えることがあります。

 

アップル創始者のスティーブ・ジョブズは、エンターテイメントをよく理解していました。

彼の新商品発売のプレゼンは、何時間にも及んでリハーサルを繰り返され、音楽が流れるタイミングや商品にスポットライトが当たるタイミング、歩くスピードなど地道に計画されていました。

私は今でもスティーブ・ジョブズのプレゼンを見ると、ワクワクします
それは、彼のプレゼンテーションにエンターテイメント性がふんだんに含まれているからです。


※音声が出るのでご注意ください。

 

また、アップル製品を買うアップルの熱狂的なファンは、新商品発売の前日からアップルストアで並び、具体的に使い道を決めていない内に製品を買います。

それは、アップル製品が顧客に「これはすごい!」という感動を与え続けてきたからと言えるでしょう。

 

他にも”ディズオタ”という言葉が生まれるほど、ディズニーの熱狂的なファンがいます。
ディズニーランドのパレードは期間ごとに新しくなり、ディズニーが大好きな女子大生は毎年のように年パスを買うことが恒例となっています。

ディズニーが熱狂的なファンを生み出すのは、エンターテイメント性が高く、どうすればお客様が感動するかを知っているからです。

お客様は感動を買っているわけですね。

 

エンターテイメントは古くから存在し、日本では能がエンターテイメントのはじめに当たります。

また、海外ではオペラや舞台がエンターテイメントの走りになります。

スポーツも観客を呼ぶということに対しては、エンターテイメントの要素が強いと言えるでしょう。
私は、お客様は感動したいという潜在的な欲求を持っていると思っています。

だからエンターテイメントは形を変えつつも、消滅することはなく、世界各地で受け継がれています。

 

自分はエンターテイメント事業じゃないから。。と真っ先に拒否するのは、個人的に勿体無いことだと思っています。

 

例えば都内で展開している「居酒屋てっぺん」では、来店した誕生日のお客様に対して、店員の方が歌ったり踊ったりして見せます。
こちらは実際の動画ですが、この誕生日イベントはマニュアルがあるわけではなく、店のよって祝い方が違うようです。


※音声が出るのでご注意ください。

少し恥ずかしそうにしているお客様がまた良いです(笑)

 

 

エンターテイメントを分析していくと、どのようにしてお客様の感動を引き出せるのかが見えてきます。
以下は私が思う、エンターテイメント性を使い、お客様から感動を引き出すための共通点です。

共通点
  • 五感すべてに訴えかけている
  • 想像を絶するサービス
  • 非日常的である

 

お客様から感動を引き出す商品を持つ商品が、これからもっと日本にも生まれればいいなと思います。

iPhoneを発表するスティーブ・ジョブズのプレゼン

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