「人生の質とは日頃感じる感情の質」とはアンソニー・ロビンズ氏の言葉です。
私もこの言葉にはとても共感していて、自分の毎瞬感じる感情にとても繊細になっています。
多くの人が、幸福や豊かさを求めるためにお金を稼ぐことに躍起になったり、結婚してパートナーをコントロールしようとしたり、現実から逃げようとすることに必死です。
しかし、自分が感じる感情と目の前で起きている出来事には一切の関連性がありません。
そのため、何もなくても人は幸福や豊かさを感じるようにできています。
ここで、私が実際に行なっている良い感情を感じる習慣を紹介しましょう。
感謝で始め、感謝で終わる
私は朝起きた直後に、ノートに感謝の言葉を書いてから始めます。
何に感謝しているのかも具体的に書きます。必ず書くのは、今日という1日を体験できることに感謝しているという内容です。
そして、1日が終わって寝る前にも同様に、1日に感謝してから寝ます。
今日1日どんなことが感謝だったのか、誰に感謝したいのかを具体的に書きます。
朝と晩に感謝を書く習慣を身につけてから驚くことに気持ちが乱れることがほとんど無くなりました。
また、1日1日をとても大事に使うことにも繋がり、毎日の充実度が上がりました。
簡単な習慣ですが効果はとても大きいです。
朝は忙しい時間である方も多いかもしれませんが、5分あればできることなので、実際に試していただきたいです。
感情や思考を書き出すためのノートを用意する
私はセルフコーチングノートというものを持っており、このノートに感情や思考を書き出すようにしています。
多くの人は感情や思考を自分の中で解消しようとして、無駄な感情や思考も溜め込んでいることが多いです。
どんな感情も長くても90秒しか感じることができないと科学的なデータも出ており、それ以上同じ感情を感じてしまう原因は、意識のフォーカスから生まれているもので、パターンとなって現れているからです。
その為、感情をアウトプットすることによって、特にネガティブな感情はすぐに消化することができます。
同じく思考においても、頭の中だけで考えていると結論に至らなかったり混乱してしまうことが多くあります。
ノートに常にアウトプットすることによって、気持ちも思考も快適に整理することができます。
問題解決に取り組む時は気分が良くなってから
どんな人でも問題に直面することはあると思います。
問題に直面する時、多くの人はすぐに問題解決に取り組もうとします。
しかし、これが大きな間違いなのです。
問題に直面している時は気分が悪いですよね?
気分が悪いまま問題解決に取り組むと、問題が大きくなる可能性があるのです。
なぜなら、気分は人間のひとつひとつの選択に大きく関係しているからです。
気分が悪い時は、多くの場合、恐怖や不安がつきまとっています。
この恐怖や不安を持っていると、問題解決に対する「焦り」という感情が生まれます。
この焦りという感情が、悪循環を生み出して問題が解決されないか、解決されたとしても後味の悪い結果になってしまいます。
私は常に自分の感情を最優先しているので、問題解決に至る時もまずは自分の感情を良い状態にします。
よっぽど至急性の高いものでない限りは、その間は問題を放っておきます。
そして、気分が良くなった時に初めて問題に取り掛かるのです。
驚くことに、気分が悪い時よりも気分が良い時の方が問題が小さく見える上に、解決策も無数に思いつきます。
この感情のマネジメントを行うことで、結果的に人生の質を上げることにも繋がります。