売れるキャッチコピーの考え方と基本、広告やwebデザインで使うコツとは

B!

商品やサービスを知ってもらうために欠かせないのがキャッチコピーです。
売れるキャッチコピーの基本的な考え方やコツなどを紹介します。

目次

キャッチコピーとは

キャッチコピーとは広告で使われる一番はじめに目に止まる文章のことです。
広告には、基本的にキャッチコピーを用います。

 

商品のコンテンツを変えずにキャッチコピーを変えるだけで、実際に商品の売れ行きが変わったり、レスポンス率が変わる例は多々あります。

 

つまり商品の広告を出す際は、キャッチコピーの打ち方で売上が変わると言っても過言ではないでしょう。

 

キャッチコピーの必要性

キャッチコピーは本当に必要なのか?と疑問に思うかもしれません。

 

確かにキャッチコピーがなくても広告を打つことができますが、基本的にはキャッチコピーを作った方が良いです。
なぜなら、キャッチコピーは人の目を止める役割をしているからです。

 

僕たちは1日に約5000種類もの広告を見ていると言われています。

 

電車広告、新聞広告、PPC広告(ネットの広告)、バスにペイントされている広告、CM、SNS広告など、いたるところに広告が存在します。

 

ただ、毎日5000種類もの広告を見ていても、実際に記憶している広告は少ないです。

 

なぜ広告を覚えていないのかというと、人の脳は自分と関係ない情報をなるべくインプットしないような仕組みになっているからです。

 

つまり、販売側は顧客は基本的に見ないという前提で広告を打たなければいけません。
そこで役立つのがキャッチコピーです。

 

キャッチコピーの目的

キャッチコピーの目的は基本的に、広告文を最後まで読んでもらうことにあります。

 

先ほども言ったように、基本的に人は広告を読んでいません。

 

読まないという前提で、広告文を最後まで読んでもらうためにキャッチコピーで注意を引く必要があります。
コピー(文章)を使い、キャッチする(意識を捉える)ことが一番の目的になります。

 

ちなみにキャッチコピーを含め、広告を打つ前にマーケティングについて理解している必要があるので、先にマーケティングの計画を立てましょう。

 

売れるキャッチコピーの仕組み

実は売れるキャッチコピーというものはありません。
キャッチコピーは広告の一部でしかないので、機能として広告文を最後まで読んでもらうことがキャッチコピーの役目になります。

 

たまに売れるキャッチコピーを作るために、キャッチコピーに商品の特徴をこれでもかというほど書く人がいますが、そのキャッチコピーは顧客に混乱を招きます。

 

混乱を招いたり、一目見た時に、その意味を考えるキャッチコピーはあまりよくありません。

 

なぜなら、人の脳はカロリーを消費することを嫌う習性があり、頭を使うキャッチコピーは読むのを止めたくなります。

 

良いキャッチコピーには、以下の2つの要素が必要です。

 

売れる要素1:ショーマンシップ

ショーマンシップの元の意味は、大道芸人がお客さんに楽しんでもらうための技術のことです。

 

キャッチコピーにおけるショーマンシップとは、お客さんからの注目を集めるために目立つ仕掛けをすることを指します。

 

ショーマンシップを使うことによって、他の大多数の広告と差別化をして自分の広告を目立たせることができます。

 

つまり、キャッチコピーの第一の役割は「いかに目立つか」ということです。
この要素がなければ、キャッチコピーの存在の意味が無くなってしまいます。

 

売れる要素2:わかりやすさ

続いてわかりやすさです。
いくらショーマンシップで一目を引いたとしても、キャッチコピーでわかりやすく商品の魅力を伝えなければ、すぐに顧客は読むことをやめてしてしまいます。

 

わかりやすさを伝えるには、商品のベネフィットをなるべく顧客が理解できる文章で伝える必要があります。

 

このわかりやすさがあることで、顧客は興味を持って広告文のオープニング(キャッチコピーの次に読む文章)を読みはじめることになります。

 

ベネフィットとは
ベネフィットとは顧客にとっての利点のことです。
商品の販売側は、商品説明の際につい特徴を熱心に説明してしまいがちです。しかし顧客はベネフィットを求めているので、ベネフィットを強調しなければ良いキャッチコピーは作れません。

キャッチコピー作る際のコツ

キャッチコピーを作る時はいくつかコツがありますが、代表的なものを3つ紹介します。

この3つのコツを抑えるだけで良いキャッチコピーが作れるようになるので、ぜひ活用してください。

皆川
キャッチコピーを作る時は、必ずデザインやレイアウト、写真なども考慮してください。
紙媒体の場合は紙質や立体感(ショーマンシップに繋がるもの)、大きさや形も影響します。

1:広告としての目的を明確にする

まずキャッチコピーを考える前に、広告自体の目的を明確にする必要があります。

商品を1回きりで購入してもらいたいのか、とりあえず自分のハウスリストに入ってほしいのか、定期購入という形で継続課金のような形で商品を買ってほしいのか、様々な目的があると思います。

 

目的に合わせて広告の書き方も変わってくるので、そこでキャッチコピーの方向性を決めます。

 

ハウスリストとは
ハウスリストは、販売側が持っている顧客台帳のことです。
種類はメールアドレス、電話番号、住所など様々ですが、販売側からアプローチするためのリストのことをハウスリストと呼びます。

 

2:競合のキャッチコピーや広告と差別化する

商品の差別化を考える人はいるのですが、キャッチコピーや広告も差別化するポイントです。

特に広告の場合は、広告が出される場所(メディア)が市場ですから、その市場にあるものは全てが競合になります。

例えば新聞折込チラシの場合、他のスーパーのチラシや車や家のチラシなど、自分の業種とは関係ないチラシも競合になります。

ポスティングなら、ポストの中に入っているDMや郵便物が競合になりますし、PPC広告を出すなら、同じキーワード検索で表示される広告がすべて競合となります。

 

競合と似たようなキャッチコピーを使うと、目に止めてもらえない可能性が高くなります。

競合とうまく差別化して、目に止まるキャッチコピーを作ってください。

 

3:キャッチコピーをテストする

テストはキャッチコピー作りの中で一番重要です。
なぜなら、そのキャッチコピーの反応が良いかどうかは、市場だけしかわからないので、テストをすることで初めて良いキャッチコピーかどうかがわかるからです。

 

テストにはたくさんの方法がありますが、一番簡単な方法は誰かに見てもらうことです。
できればキャッチコピーについての経験を持った人か、ターゲットになり得る人に見てもらってください。

見てもらった後に次の質問で、キャッチコピーについてどう感じたかをチェックしてください。

 

キャッチコピーの反応を確認するための質問

  • 一目見て、何を伝えたいか分かりましたか?
  • 街角にこのキャッチコピーがあったら、目を引かれますか?
  • 誰向けのキャッチコピーか分かりましたか?
  • キャッチコピーにワクワクしますか?
  • キャッチコピーを読んだら次の文章に目を通したいと思いますか?

 

また、キャッチコピーを見たあとの目で見て分かるリアクションも参考になります。
見た瞬間に、ちょっと笑っていたり、目が大きくなったり、納得するように頷いていたら、そのキャッチコピーは上手くいく可能性があります。

 

まとめ

良いキャッチコピー、売れるキャッチコピーは、市場の反応によって変わります。
いくらキャッチコピーを勉強しても、最後は出してみなければ分かりません。

ですので、いきなり予算をすべて使って広告を打つより、低予算でテストを何度か繰り返すことをおすすめします。

また、世の中には素晴らしい商品がたくさんあり、キャッチコピーがその商品の魅力を余すことなく伝えられるかが鍵となると思います。

ぜひ、キャッチコピーを使って必要なお客様へ商品を届けてください。

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